★日本の職人技★ 真作『オリジナル浮世絵版画額 役者絵3枚続 国貞門人 風俗画 明治期 木版画 美人画 愛妾」(額：93×46㎝)』錦絵 豊原国周「後宝由里の方 歌舞伎絵、役者絵

 
				                                                                                                                                                                                                                                                                                                            サイズは、額93.5×46×厚さ2.5㎝、マット71×35.5㎝です。浮世絵は、 版元（はんもと)絵師（えし)彫師（ほりし）摺師（すりし）という職人たちの分業によって作られています。万が一真作でない場合は商品の返品をお受けいたします。  こちらの「後方由里の方，愛妾」は、明治二十年十一月、出版：児玉弥吉、画工：荒川八十八、彫師：竜刀とあります。妻と妾の争いを描いたこのシーンが大衆受けしていたことを考えてみると、130年以上の時を経ても今昔変わらない部分があるのだと、面白い気がいたします。  明治期のものですので、時代なりの傷みはあるかと思いますが、保存状態が非常に良く、大きなダメージは見受けられません。  本歌保証品です。  荒川八十八：豊原国周。（とよはら くにちか、1835年‐1900年）  幕末から明治にかけての浮世絵師。  豊原周信及び歌川国貞（三代目歌川豊国）の門人。画姓を豊原としたのは、師の豊原周信への恩を忘れぬためだといわれる。幼い頃はかなりやんちゃで近所から苦情が来ていたという。  嘉永元年（1848年）三代目豊国のもとに入門し、嘉永5年（1852年）には豊国の役者絵の一部を描き、門人八十八と署名してデビュー。  明治2年（1869年）、人形町具足屋嘉兵衛を版元にし、彫工・太田升吉による役者似顔大首絵を多数制作して力量を示した。このシリーズにより「役者絵の国周」として知られるようになり、「明治の写楽」と称せられる。  明治期における役者絵絵師の代表的存在であり、作品数も多く、明治演劇史の資料としても大変価値がある。  現存する写真の顔からは想像できないが、国周は自らも認めているほどの変わった性格をしていたという。住いと妻を変えることが癖で、本人によると転居は117回であり、近所の空気が気に入らないといっては移転し、版元が絵を依頼しようとしても居所がわからず困ったという。妻も40人余り変え、長続きすることは無かった。酒と遊びが大好きで、画料が入っても宵越しの金は持たないとばかりにすぐ使ってしまい、晩年は着物一枚で過ごし舞台に出る役者をスケッチする「中見」の際には版元から着物を貸してもらうほどだったという。  困っている人を見ると助けずにはいられず、時には来客のものまで与えてしまい、地本問屋の主人などは、国周を訪問する際には高価なものを携帯することを避けたという。 
真作『オリジナル浮世絵版画額 役者絵3枚続 豊原国周「後宝由里の方 

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